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【小児歯科】子どもにおすすめのむし歯治療~ラバーダムとZOOを導入しています~
こんにちは。
発寒駅から徒歩6分の歯医者【はぐくみ歯科】です。
お子様のむし歯治療について、「喉に水が溜まって苦しくならないかな」、「子どもが治療中に動いてケガしないかな」と心配する保護者の方は少なくないと思います。
そこで、当院が行う2つの工夫、ラバーダムやZOOを使用したむし歯治療をご紹介します。
お子様の治療中の負担を軽減し、治療中のケガやむし歯の再発を予防するためにおすすめの方法です。
この記事ではラバーダムとZOOがどのような器具なのか、その特徴やメリットについて解説します。
小児歯科におけるむし歯治療にはラバーダムやZOOが不可欠!
子どもは大人よりも唾液量が多い傾向にあります。
むし歯治療中の唾液は、細菌感染や詰め物が取れやすくなる原因となります。
そのため、ラバーダムとZOOには、治療箇所を唾液から守るという大切な役目があります。
ラバーダムとZOOには、他にもさまざまな特徴やメリットがあります。
小児歯科におけるラバーダムの特徴とメリット
ラバーダム防湿とは、薄いゴムのシートで治療する歯以外のお口を覆う方法です。
公益社団法人 日本小児歯科学会においても、安全性の高い、良質な医療を提供するため、子どもの歯科治療にラバーダム防湿法は不可欠であると提言しています。
【ラバーダムのメリット】
・唾液や細菌による治療する歯への汚染を防ぐ
・薬剤や切削片から口の粘膜を守る
・水や薬が喉に流れないため、治療中の苦しさを緩和できる
・子どもの予期せぬ動きによって口の中が傷つくのを防止する
・術野が見やすいことによる治療精度の向上が期待できる
(参考:日本小児歯科学会_小児におけるラバーダム防湿法の使用について より)
小児歯科におけるZOOの特徴とメリット
ZOOは歯の周りを取り囲むようにおいたチューブの穴から、唾液を吸引して防湿する器具です。
ラバーダムの違和感に抵抗があるお子様でも、負担の少ないZOOなら大丈夫という場合があります。
【ZOOのメリット】
・唾液の排除、治療する歯の感染予防
・水や薬剤が喉に流れるのを防ぐ
・頬の粘膜や舌を排除して傷つけないようにする
・開口をサポートするので顎が疲れにくい
日本の小児歯科でラバーダムやZOOの導入率が低い理由
歯科先進国ではラバーダムの使用が常識とされている一方で、日本での導入率は低いです。
日本で広がりにくい理由として次のことが考えられます。
・歯科医師の技術や知識の不足
・患者の負担やコストの問題
・保険診療を中心とする既存の治療方法に対する満足度の高さなど
小児歯科において、ラバーダムは安全性の高い、良質な医療をめざすために重要です。
ラバーダムを使用することで治療の精度が向上し、患者さまの健康を守ることができます。
ラバーダムやZOOを使用したむし歯治療の相談なら「はぐくみ歯科」へ
ラバーダムやZOOには、術野の細菌汚染を防ぎ、粘膜や舌が傷つかないように守る効果があります。
【はぐくみ歯科】の小児歯科では高い精度と安全性をめざすため、日本での導入率がまだまだ少ないラバーダムやZOOを導入しています。
お子様のむし歯について不安感をお持ちの方は、当院までどうぞお気軽にご相談ください。