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【発寒の歯医者】知覚過敏はなぜ起こる?原因と治療法を解説
こんにちは。
発寒駅から徒歩6分のはぐくみ歯科です。
冷たいものが歯にしみたり、風が当たったときに痛みを感じたりしたことはありませんか。
むし歯がないのにそのような症状がみられるときは、知覚過敏かもしれません。
今回は、知覚過敏についてお話しします。
知覚過敏の原因
知覚過敏は、歯の表面を覆うエナメル質が、何らかの原因で溶けたり削れたりすることによって象牙質が露出してしまうことで起こります。
象牙質の表面には、「象牙細管」という歯の神経へと向かって通る穴がありますが、この象牙細管から痛みや刺激が伝わってしまうのです。
エナメル質が薄くなる原因は、以下のものが考えられます。
歯周病
歯垢により歯ぐきが炎症を起こし、歯肉退縮が起こり、歯ぐきが下がります。
歯ぐきが下がると歯根部分がむき出しになるため、痛みを感じやすくなるのです。
加齢
年齢とともに歯肉の弾力は衰え、歯ぐきが下がってきます。
過度なブラッシング
毎日の歯磨きの際に研磨剤入りの歯磨きを使用し、さらに過度な力が加わることにより、歯根部分のセメント質が徐々に削れてしまいます。
ブラキシズム
睡眠中や無意識の過度なかみしめや食いしばりも、歯根を痛める原因です。
眠っている間に歯ぎしりをしていて知覚過敏があるときは、注意が必要です。
酸蝕歯(さんしょくし)
酸性の食べ物によって、エナメル質が溶けてしまうことです。
柑橘系の食べ物やお酢、砂糖がたくさん入った甘い飲み物の頻繁な摂取は、酸蝕歯の原因です。
ほかにも、ホワイトニングを行ったあとに一時的に知覚過敏になる場合があります。
また、歯科医院でのクリーニングのあとも、歯根部分は歯石が取れた部分の象牙質が露出するため、知覚過敏の症状が出やすくなります。
知覚過敏を予防・改善する方法
知覚過敏の原因はいくつかありますが、歯周病が原因の場合は、日ごろの丁寧なブラッシングと歯科医院での定期的なクリーニングが有効です。
歯科医院でのクリーニングは、歯肉の縁下3mmまでの歯面清掃を行うことができます。
また、クリーニングにはフッ化物が添付されたペーストを使用し、知覚過敏の予防を行うことが可能です。
歯ぐきの炎症を抑えることで、知覚過敏の症状が改善します。
(参考:厚生労働省|e-ヘルスネットPMTC〈歯石除去・歯面清掃〉) >
ブラキシズムが原因として考えられる場合は、睡眠中にマウスピースを装着し、歯にかかる力を分散します。
睡眠中の歯ぎしりが気になる際は、歯科医師に相談しましょう。
酸蝕歯は、お口の中が長く酸性の状態になることにより起こりやすくなります。
食事のあと酸性に傾いたお口の中は、唾液の分泌がしっかりとなされることで中和されます。
唾液は、食後30分は分泌量が増えるため、歯磨きはそのあとに行いましょう。
知覚過敏は放置せず歯科医院へ
日ごろのお口の健康維持が知覚過敏の予防には重要です。
はぐくみ歯科では、お口の健康を守るため、定期的な検診とクリーニング、そしてブラッシング指導を行っております。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
平日は19時まで、水曜と土曜は休憩なしの16時まで診療しております(2024年3月現在)。